
天才作家の壮絶な生と死をめぐる43の物語
「私は自殺をする人間がきらいである」
自決を果たした三島の本当の思いとは何だったのか!
美しきものを求め続けた人生
祖母に溺愛された異質な幼少期
肉体より言葉が先にあった病弱な小学校時代
戦中に遺作のつもりで書いた小説
入営したものの結核が疑われて「即日帰郷」に
トリプルショックだった妹の死と失恋と敗戦
ブラジルとギリシャで見つけた真の肉体
二・二六事件の英霊に導かれた三島
最後の闘いの相手は戦後体制の偽善だった
2025年は三島由紀夫の生誕100年にあたる。大正14年生まれ、翌年に昭和が始まる。三島の人生は、まさに昭和と共にあった。祖母に溺愛されながら幼少期を過ごし、小学校から学習院。体が弱く、入営しても結核を疑われ「即日帰郷」。戦後は一時大蔵省に勤めるが、小説家を目指して辞職。そして、『潮騒』『金閣寺』『美徳のよろめき』などでベストセラー作家となるが、最後は市ヶ谷駐屯地で壮絶な死を遂げた。昭和が生み出した天才作家の生きざまを43の物語で紹介する。
昭和の時代でもっとも華やかで、もっともセンセーショナルな作家が三島由紀夫でした。昭和を代表する作家の一人です。その三島由紀夫の少年時代は、異常な家庭環境に育ちながら、頭脳は誰よりも鋭く、文才も輝かしいものでした。
しかし、その家庭環境がのちの三島由紀夫の行動を規定していきます。それは、あるときには幼稚に見え、あるときには大胆に見えます。その三島由紀夫の半生を追いながら、その深い孤独に迫ります。オール書き下ろしです。
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