芥川賞ぜんぶ読む
84年間 180作品
川端康成は石原慎太郎が
大好きだった!?
井上靖、松本清張、石原慎太郎、
大江健三郎、村上龍、
綿矢りさ、又吉直樹……
全受賞作のイッキ読みで見える
文豪たちの才能
絶対保存版
文学好き、カルチャー好きに贈る絶対保存版。
話題となった『もし文豪たちがカップ焼きそばの
作り方を書いたら』の著者・菊池良による最新作。
もとはWebメディアで2018年に始まった
連載ですが、著者はこの連載のために
勤めていた会社を辞めるほど熱を入れて執筆。
漫画をまじえながらマニアックに、作家、
作品、選考についてまとめています。
芥川賞を通じて文学史が学べ、
当時の世相も振り返ることができる一冊です。
●84年間・180作品をすべて読んで書いた、
教養としての近現代日本文学ガイド
●本好き文学好きカルチャー好きに贈る
<絶対保存版>です!
●ベストセラー『もし文豪たちが
カップ焼きそばの作り方を書いたら』の著者が、
この本を書くために会社を辞めました……
●井上靖、松本清張、石原慎太郎、
大江健三郎、村上龍、綿矢りさ、又吉直樹……
●ガチのイッキ読みで時代と文化が見えてくる
●意外なエピソードも一気に楽しめる
●川端康成は石原慎太郎が大好きだった!?
●手塚治虫タッチで活躍中の
イラストレーター・つのがいさんの
漫画でも平成30年分をガイドします
●Webマガジン「Zing!」での連載をベースに
原稿は基本書き下ろし
■菊池良セレクト 昭和受賞作ベスト20
■平成受賞者 69人
160回 ~101回 2018/下 ~ 1989/上
■昭和受賞者 100人
100回 ~1回 1988/下 ~ 1935/上
(中断時期 1948~1945)
<本書「おわりに」より>
そうして約1年かけて読み切った私は、
ちょっとこれを言い切るのは恥ずかしさも
あるのですが、感動しています。
それは無茶だと思っていたことがやれた
達成感ではなく、「あらゆる時代にいい小説を
書こうとしている人がいた」という感動です。
その時代ごとに懸命に生きている人がいて、
ある人物はその情熱を文学に向けて、そして
それがたとえ人生の一時期であろうと、
まっとうしたのです。
目次
- はじめに 芥川賞の系譜を知ることは日本を知ることに役立つでしょう
菊池良セレクト 昭和受賞作ベスト20
平成 160回〜101回
昭和 100回〜1回
[芥川賞を愛でるためのサイドリーダー]
★芥川賞には「あるあるネタ」って存在するの?
すべて読むことでわかった作品の傾向
仁義なき記録対決
★最年少と最高齢はいったい誰?
★華麗なる選考委員たちと「新人」との真っ向勝負
★あらゆる社会問題が題材に 芥川賞で戦後史がわかる!?
[芥川賞を愛でるための統計データ]
★芥川賞作家の出身都道府県データ
★芥川賞作家の受賞年齢データ
おわりに 「あらゆる時代にいい小説を書こうとしている人がいた」という感動