MBA、論理的思考……デフレ化するビジネススキル
スキルよりセンスがものをいう時代
「論理」と「感性」をめぐる新時代の仕事論
■センスとは後天的に習得するもの
■センスメイキングとは「人間洞察」
■すぐに「分析」する人は仕事ができない
『ストーリーとしての競争戦略』の著者・楠木建氏と、
『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』の著者・山口周氏が
仕事における「センスの正体」について語り尽くす!
「スキルのデフレ化とセンスのインフレ化」は、
あらゆるジャンルで進行している
■「論理[スキル]」は常に「直観[センス]」を必要とする
■弱い人ほど「法則」を求める
■一流の人は「自分が小さい」
■小林一三とチャーチルのセンス
■「役に立つ」はスキル、「意味がある」はセンス
■プロのすごみは何をやるかではなく、やることの「順序」に表れる
■センスとは「具体と抽象の往復運動」
■「担当者」と「経営者」の仕事の違い ほか
楠木 建(くすのき けん) プロフィール
1964年、東京都生まれ。89年、一橋大学大学院商学研究科修士課程修了。一橋ビジネススクール教授。専攻は競争戦略。企業が持続的な競争優位を構築する論理について研究している。著書に『ストーリーとしての競争戦略 優れた戦略の条件』(東洋経済新報社)、『室内生活 スローで過剰な読書論」(晶文社)、『すべては「好き嫌い」から始まる 仕事を自由にする思考法』(文藝春秋)、『逆・タイムマシン経営論 近過去の歴史に学ぶ経営知』(杉浦泰と共著、日経BP)など。
山口 周(やまぐち しゅう) プロフィール
1970年、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科卒業。同大学院文学研究科美学美術史学専攻修士課程修了。電通、ボストン・コンサルティング・グループ、コーン・フェリー等で企業戦略策定、文化政策立案、組織開発等に従事した後に独立。現在は「人文科学と経営科学の交差点で知的成果を生み出す」をテーマに、独立研究者、著作家、パブリックスピーカーとして活動。複数企業の社外取締役、戦略・組織アドバイザーを務める。著書に『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』(光文社新書)、『ニュータイプの時代』(ダイヤモンド社)、『「仕事ができる」とはどういうことか?』(共著、宝島社新書)など。