時限感染
その完全犯罪は、
誰にも止められない
「本格ミステリとしての
ダイナミズムは前作よりずっと激しい。
そして物語のスケールが、呆れるほどに
ばかでかい」
吉田大助(書評家・ライター)
――「小説 野性時代」2018年11月号
累計40万部突破
『がん消滅の罠 完全寛解の謎』
に続く衝撃!
ヘルペスウイルスの研究者が首なし死体
となって発見された。現場には引きずり
出された内臓のほか、寒天状の謎の物質と、
バイオテロを予告する犯行声明が残されていた。
猟奇殺人にいきり立つ捜査陣であったが、
彼らを嘲笑うように犯人からの声明文は
テレビ局にも届けられる。
首都圏全域が生物兵器の脅威に晒されるなか、
捜査一課のキレ者変人刑事・鎌木らは犯人の
手がかりを追いかけるが……。
※この物語はフィクションです。作中に同一の名称があった場合でも、実在する人物、団体等とは一切関係ありません。
目次
- 第一部 マトリョーシカ
第二部 虚構と現実
第三部 不可能状況
第四部 時限感染
解説 吉野 仁