「断りたいのに、断れない」
「人間関係が大変だから、
なんとかしたい」…を解消する
“人から好かれる”断りの技術!
「したくないことでもしなければならない」ではなく、「したくないことは、断って もいい」と考えを変えてみよう。「断る」という選択肢を組み込むだけで、人間関係の風とおしはよくなってくる。「断っていい」と思うだけで、ずいぶん違 う。そしてさらに、「嫌だな」「したくないな」程度でも断ってもいいのだ、と思えるようになると、もっと楽になる。日々の暮らしで、思い煩うことも減るか も知れない。(本書「はじめに」より) |
目次
- ■第1章 人づきあいは「お断り」がむずかしい
■第2章 「断るための考え方」
1)招待を断る~行きたくない場合は、たいてい楽しめない~
【断り方のポイント】
・まずはすぐ返事をする
・よほどの場合以外は、「先約があって」「都合がつかなくて」でOK
・具体的に「先約」を作る
・誰かを病気にする
・また誘ってほしいなら、はっきり伝える
同窓会・クラス会を断る/友人・知人の結婚式(披露宴、二次会)を断る/葬儀(通夜、告別式)を断る...etc
2)「贈り物」を断る~好意をたいせつにするために断る~
【断り方のポイント】
・「気持ちは嬉しいが物はいらない」と伝える
・「おつきあいはつづけたい」とはっきり伝える
お中元・お歳暮を断る/結婚祝いを断る/出産祝いを断る...etc
3)「お返し」を断る~「たんすの肥やし」を増やさないために~
【断り方のポイント】
・「お返しはいらない人です」と表明する
・「贈りたいから贈っているのだ」と伝える
結婚祝いのお返しを断る/出産祝いのお返しを断る/香典返しを断る...etc
4)「もてなし」の場で断る
~相手の心遣いを「うっとうしい」に変えないために~
【断り方のポイント】
・「いいえ」だけで済ませず、説明もする
・してほしいことは、きちんと頼む
「もう1杯いかが」を断る/「これも召しあがれ」を断る/「まだ帰るには早いでしょう」を断る...etc
5)「近所づきあい」で断る
~「淡きこと水のごとし」で行くために~
【断り方のポイント】
・したくないことは「しなくても済むことか」を冷静に判断する
・地域のルールは先に頭に入れておく
「ちょっと上がっていかない?」を断る/「いっしょに習い事をしませんか?」を断る/「使わないチャイルドシートがあるんだけど、いらない?」を断る...etc
6)「家族のつきあい」で断る
~ささやかな積み重ねだからごまかさない~
【断り方のポイント】
・自分の本心を確認する
・素直な気持ちを言葉にする
「早く帰ってきて」を断る/「お代わりは」「これも食べて」を断る/「帰りにお米を買ってきて」を断る...etc
7)「頼みごと」で断る~「できること」をしてあげればいい~
【断り方のポイント】
・「できる」「できない」を判断する
・「できない」だけなのだ、と伝える
・どっちつかずの返事はしない
「ペットを預かってほしい」を断る/旅行中の植木鉢の水遣りを断る/子どものお迎え・小守りを断る...etc
8)「公共の場」で断る~赤の他人だから断わり方がむずかしい~
【断り方のポイント】
・してほしくないことは断る
・相手の感情を傷つけない
席を譲られたのを断る/「煙草を吸ってもいいですか」を断る/「お手伝いしましょうか」を断る...etc
9)「お店」で断る~「いい買い物をしたな」と思えるように~
【断り方のポイント】
・一律に提供されるものは断る
・納得できないものは断る
「セットにするとお得ですよ」を断る/「ごいっしょに○○はいかがですか」を断る/「お飲み物・デザートはいかがですか」を断る...etc
10)「売り込み」を断る~隙がなければ売りようがない~
【断り方のポイント】
・とにかく断る
・相手の話を肯定しない
セールスの電話を断る/訪問販売を断る/試供品を断る...etc
11)「身の始末」で断る~自分の意思をたいせつにする~
【断り方のポイント】
・嫌なことは「嫌だ」と表明する
・周囲の意見にも耳を傾ける(ふりをする)
縁談を断る/プロポーズを断る/派手な披露宴を断る...etc
■第3章 「断る」ための手段
「手紙」で断る/「電話」で断る/「メール」で断る/
「会って」で断る/人を介して断る/何もしないことで断る
■第4章 断られじょうずになるための考え方