深川の人気菓子屋が閉店の危機!
厨房に響く謎の音の正体は……
しょきしょき…しょきしょき……
「小豆(あずき) 磨(みが)こうか
人とって噛(か)もうか」
カバー袖に
「特製オサキしおり」付き!
人気菓子屋「ゆきや」の女主人・雪は、父が亡くなって以来、客離れに悩んでいた。周吉はゆきやの奉公人として、近々開かれるまんじゅう大食い合戦で店の宣伝をすることに。だが一方で番頭の源七が商売敵に引き抜かれ、落ち込む雪は店を閉めようとする。店の看板を守るため、雪に代わってまんじゅう作りに挑む周吉。その最中、厨房から何か怪しい音が……。甘くてやさしい妖怪時代劇、第七弾!
※この物語はフィクションです。作中に同一の名称があった場合でも、実在する人物、団体等とは一切関係ありません。