事件の始まりは、
密室で消えた2億円のストラディバリウス
プロへの切符をつかむため、
練習に励む学生オーケストラの
不安、焦燥、絶望。
音楽に人生を捧げる価値はあるのか。
ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」が響くとき、
衝撃の真実が明らかに!
第8回『このミス』大賞受賞作家の第2作目です。秋の演奏会を控え、第一ヴァイオリンの主席奏者である音大生の晶は初音とともに、プロへの切符をつかむために練習に励んでいた。しかし完全密室の空間で保管されていた、時価2億円のチェロ・ストラディバリウスが盗まれてしまう……。メンバーたちは、果たして無事に演奏会を迎えることができるのか。ラフマニノフやチャイコフスキーなどの名曲が、情熱的に、力強く描かれるなか、天才ピアニストにして臨時講師・岬洋介が鮮やかに事件を解決する!
※この作品はフィクションです。実在する人物、団体等とは一切関係ありません。
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【文庫版はこちらから】
- 加筆修正して、2011年09月06日に宝島社文庫『おやすみラフマニノフ』を発売しました。
目次
- プレリュード
Ⅰ Affannoso piangendo アッファンノーソ ピアンジェンド ~悩ましく嘆きながら~
Ⅱ Angoscioso spiegando アンゴショーソ スピエガンド ~不安がだんだん広がるように~
Ⅲ Acciaccato delirante アッチャッカート デリランテ ~激しく嵐のように~
Ⅳ Con calore deciso コン・カローレ デチーゾ ~情熱をこめて決然と~