『このミステリーがすごい!』大賞
受賞作家、最新刊!
僕たちは甘い蜜を運び、危険な毒針を隠し持つ。
華やかなパティスリー界で絡み合う悪意の真相
港町神戸を舞台にした、極上のデザート・ミステリー
柴山幸太は、神戸でフレンチスタイルのビストロを営む料理人。店はいつも賑わっていたが、誰もが料理の味を絶賛する一方で、デザートの感想を語ってくれない。不満を抱いた彼はデザートに力を入れようと、持ち前の探究心で新感覚スイーツの開発を目指すが、そのために思わぬ事件に巻き込まれることに・・・・・・。
ひとりの女の人生を狂わせた、とあるパティスリーで発生した食中毒事件。その裏には何が隠されているのか?次々と起こる事件は何を物語っているのか?華やかなパティスリー界の舞台裏で繰り広げられるパティシエたちの葛藤と、「食の安全」を問う<ビストロ・コウタ>シリーズの第2弾!

拓未 司(たくみ つかさ) プロフィール
1973年、岐阜県生まれ。大阪あべの辻調理師専門学校を卒業後、神戸のフランス料理店に就職。その後さまざまな飲食業に従事。第6回『このミステリーがすごい!』大賞受賞、2008年に『禁断のパンダ』でデビュー。他の著書に『蜜蜂のデザート』『「このミステリーがすごい!」大賞10周年記念 10分間ミステリー』(以上宝島社)、『虹色の皿』(角川書店)、『恋の病は食前に』(朝日新聞出版)。最新刊は『ボトムレス』(NHK出版)。