天才版画家ドレの挿画155点収録!
天地創造からイエス誕生前夜まで
神と人間との壮大なドラマ!
文学・宗教の古典中の古典、聖書。そのなかでも旧約は、ユダヤ・キリスト・イスラム三教の基礎となる、もっとも重要な文献です。グーテンベルクが15世紀に活版印刷で複製・量産し、ドレが19世紀に155枚の版画をつけ視覚化したことで、聖書は爆発的に普及しました。その版画に沿い、谷口江里也が時系列で旧約の世界を訳し再編したのが本書です。都市文明発祥の地を舞台に、神と人間が織りなす壮大なドラマを堪能できます。
目次
- 第一章 天地創造
天地創造
人の創造
楽園追放
…ほか
第二章 民族の誕生
アブラムの出発
ソドムとゴモラ
ハガルとイシュマエル
…ほか
第三章 民族の独立
モーセの出生
モーセの召命
モーセとアロン
…ほか
第四章 領土の獲得
民を率いる者ヨシュア
エリコ攻撃
遊女ラハブ
…ほか
第五章 王国の形成
神の箱の帰還
サムエルとサウル
烈王サウル
…ほか
第六章 王国の分裂、滅亡
王国の分裂と頽廃
その後のイスラエルとユダの王
預言者エリヤの出現
…ほか
第七章 捕囚、異民族下のイスラエル
バビロン王の夢を解くダニエル
火の中を歩く三人
スザンナと二人の長老
…ほか
第八章 独立王国への願い再び
大国に翻弄されるユダヤ
罰を受けるヘリオドロス
ヤソンとメネラオスの悪行
あとがき