TPPの“本当の怖さ”を誰も知らない!!
壊滅する農業、
荒廃する国土、
乱入する有害食品、
必要な医療が受けられない……
菅首相が“平成の開国”と位置づけ、日本にとってメリット満載のように言われている「TPP」(環太平洋戦略的経済連携協定)。しかし、その実態は日本を破滅に導く悪魔の協定である。民主党がTPPに執着する真相、TPPに参加した場合の日本への影響などを、農政の専門家である著者がレポートする。食糧自給率が13%になり日本は国家としての体を失う!!
- 改訂・改題し、文庫化して、2013年06月29日に宝島SUGOI文庫『TPP参加「日本崩壊」のシナリオ』を発売しました。
目次
- はじめに
第一章 TPPとアメリカの思惑
例外なしの関税撤廃
P4協定の特徴
米国がTPPに参加する真意
…ほか
第二章 推進派と反対派の暗闘6カ月
「参加」から「検討」へ
野党に広がるTPP参加反対の声
閣内からも異論続出
…ほか
第三章 犠牲にされ続けた日本の農業
日米安保と貿易・為替自由化計画大綱
輸入拡大を意図した「農業基本法」制定
米国の余剰作物処理国となった日本
…ほか
第四章 TPPで日本はこうなる
日本の米の9割が輸入米になる
農村の半分の農家が離農
都府県酪農はほぼ消滅
…ほか
第五章 TPPと日本農業の両立はあり得ない
経団連の「力強い農業」のまやかし
日本農業は、米国や豪州の農業とは競争できない
両立論は大多数の農家の切り捨て
…ほか
第六章 国会でどのように議論されたのか
米韓FTAを締結した韓国の状況
「TPPハイウエー論」と基本方針の「隠れた最大のポイント」
例外なしの関税撤廃を認めた
…ほか
あとがき