日本人よ、医者と医療を盲信するな
・がんの9割に「抗がん剤」は無意味
・がんが痛いのではなく「治療」で痛む
・昔の“老衰死”の大部分は「がん」
・日本の医療は「恫喝・不安産業」
・病院に寄りつかない人が長生き
『大往生したけりゃ医療とかかわるな』の中村仁一氏と『がん放置療法のすすめ』の近藤誠氏が「がん」と「死」を語り尽くした。両氏は20年以上前から、さまざまな学術データと臨床経験を基に「がんは手出しをしなければ、痛まず穏やかに死んでいける。治療せず放っておいた方が平均生存期間も長くなる。医者の常識に騙されるな」と説いてきた。そして今、「がんで死にたい」と口を揃える。人生80年時代の「医療とかかわらず大往生する英知」、そして「よりよく生きるための志」とは?
- 書き下ろし原稿を加え、再編集して、2018年11月10日に宝島社新書『新版 どうせ死ぬなら「がん」がいい』を発売しました。
目次
- 第一章 がんの誤解を解く
どうせ死ぬなら「がん」がいい
治療しなければ、がんはけっこうな病気
がんが痛むのではない。治療で痛む
がんの9割に抗がん剤は無意味
抗がん剤が「効く」とは、しこりが一時小さくなるだけ
…ほか
第二章 医療に殺される
「がんにかかるとすぐ死ぬ」イメージは医者が作った
99の死屍累々は隠して1の成功例だけを強調
胸部CT検査2回で「避難」レベルの被ばく
「免疫力とがん」「笑うとがんにならない」のウソ
病院に寄りつかない人は確実に長生き
…ほか
第三章 日本人と死
死に目に立ち合う症候群
臨終のすったもんだ
胃ろうと「生かすことはいいことだ」
1時間かけて食べさせるのは愛情? 拷問?
生死も「長いものに巻かれろ」
…ほか
対談を終えて