新版
どうせ死ぬなら「がん」がいい
「老い」と「死に際」に医療は無力。
治療をしなければ「がん」は
大往生できる病気です。
曽野綾子氏
特別寄稿
2012年に発売した『どうせ死ぬなら「がん」がいい』に新原稿を加え、再編集した新版。同書は、当時、慶應義塾大学医学部講師だった近藤誠氏と社会福祉法人老人ホーム「同和園」附属診療所所長・中村仁一氏の対談本で、「がんは死ぬのにけっこうな病気」「手術しなければがんは痛まない」など、それまでの「がんの常識」に異論を唱える内容だった。近年、著名人のがん死が相次ぎ、世間のがんに対する見方が当時の二人の言説から逆行しているように見られるが、二人の考えは当時から変わるどころか、ますます強まっている。「がんの真実」「幸せな最期」を二人が改めて問いかける。
この商品は、2012年10月09日に発売された、宝島社新書『どうせ死ぬなら「がん」がいい』に書き下ろし原稿を加え、再編集したものです。
目次
- 新版のためのまえがき
第一章 がんの誤解を解く
第二章 医療に殺される
第三章 日本人と死
対談を終えて
特別寄稿 曽野綾子