大胆な着想と壮大なスケールで描く 浅倉版<平家物語> |
「センチメンタルな感慨をこえた果敢な思想小説である」 ──中条省平氏(学習院大学フランス文学科教授) |
源義経と木曾義仲、乱世に突如登場した二人の武将は、いかにして英雄になりえたのか──。
歴史の非情な歯車と闘いながら、必死に運命に挑む友恵と武蔵。時が自分たちを選び、この時代に運んだことに果たしてどんな理由があるのか。その意味を知ったとき、二人はそれぞれ愛する者のために大きな決意を胸に秘めた……。 大胆な着想で「平家物語」を慟哭のロマンスへと甦らせた、著者渾身の一作。 |