佐藤優、大森義夫、北岡元、太田文雄・・・・・・ほか
トッププロ20人が語る、情報世界を制する技術!
利益を得るための知識=インテリジェンスの実践!
私たちはどうすればより効率的に、より深く世界を知ることができるのか?情報のシャワーを浴び続ける現代人は、いかにして「行動を決定するための情報」「利益を得るための情報」を選択すればいいのか?国の安全保障から企業インテリジェンス、公然情報の分析ノウハウまで、混沌の世紀を生き抜く技法・発想を、北岡元、佐藤優、大森義夫、太田文雄など20人のトッププロが伝授。情報世界を制する者が世界を制する!
※本書は主に『軍事研究別冊/ワールド・インテリジェンス』(ジャパン・ミリタリー・レビュー)の記事を改訂し、文庫化したものです。出典の詳細については、各記事の文末を参照してください。
目次
- まえがき
第1章 インテリジェンスとは何か?
国家も企業も求める「判断」「行動」を導く技法
インテリジェンスとは「利益を得るための知識」である
北岡元×黒井文太郎
インテリジェンス理論の基礎
情報戦略論の古典「孫子の兵法」で読み解く現代対テロ戦
太田文雄
情報収集・分析の威力と落とし穴
国家を動かす情報でさえ、ほとんどが「公開情報」から入手できる
佐藤優
第2章 世界を知る「情報」の読み方
インテリジェンス関連報道の世界
「ウラのとれない話」をどう判断するか?
春名幹男
公然情報から独裁者の意思を探る
謎多き国家「北朝鮮」内情を読み解くテクニック
鈴木典幸
亡命者が運営するウェブサイトに注目
共産党独裁下「中国情報」の読み方
上村幸治 ・・・ほか
第3章 インテリジェンスの眼
「自ら仮説を構築する力」
「情報先進国」イギリスで見たインテリジェンスの深奥
阿部重夫
「理系世界」のインテリジェンス
日本の切り札「情報収集衛星」その内幕とは?
松浦晋也
北朝鮮軍事分析の第一者に聞く
地図情報は最高のインテリジェンス
恵谷治 ・・・ほか
第4章 プロフェショナルに訊け!
国家の安全保障と情報
日本に「対外情報庁」創設が急がれる理由
大森義夫
インテリジェンス機構改革「6つの論点」
収集・分析・防諜・工作・・・・・・日本は「ヒューミント」を強化すべきだ
茂田宏
「日本外交」自立への第一歩
アメリカ依存の戦略を脱し、自立した情報政策を目指せ
孫崎享 ・・・ほか