裏ネタ勝負『週刊ファイト』にも書けなかった
井上譲二“マル秘 取材メモ”を公開!!
アントニオ猪木引退後の10年間で信じられない衰退を見せたプロレス界。『週刊ファイト』編集長としてその歴史的沈没劇を目の当たりにした著者が、その“失われた10年”を赤裸々に振り返り、総括する。ミスター高橋の暴露本、総合格闘技の隆盛、新日本プロレスの分裂、そしてアントニオ猪木の「プロレスいじめ」─―。裏ネタ満載の『ファイト』にすら書けなかった取材メモと衝撃の舞台裏が、ここに一挙公開される!
この商品は、2008年02月04日に発売された、書籍『プロレス「暗黒」の10年』を改訂して文庫化したものです。
目次
- 第一章 暴露とケーフェイの間
●「ミスター高橋本」の衝撃
● 伝説の書『ケーフェイ』の中味
●「偽善」ではないのか
● 高橋氏に出版を「決意」させた新日本の態度
●「高橋本」とプロレスマスコミの対応
…ほか
第二章 「I編集長」の遺言
● 私が「I編集長」と議論したプロレスの未来像
●I編集長の考えを体現した佐山聡、前田日明
●日本における「ガチンコプロレス」とその結果
● 旗揚げ戦「ゴッチ勝利」で予定調和を否定
●「舌出し失神事件」と猪木の前科
…ほか
第三章 「たかが格闘技、されど格闘技」
●「新日本コケたら」本当に皆がコケた
● ピーク時から激減したプロレス誌の売り上げ
●「PRIDE」の襲来と総合格闘技ブーム
●石井和義・谷川貞治両氏のプロレスマーケット「侵略戦略」
●プロレスの「興行ノウハウ」をいいとこ取り
…ほか
第四章 去りし者たちの「修羅」
● 経営に無知すぎた社長レスラー
● 武藤の離脱劇で始まった悲劇の序曲
●プロレス史上初の「完全犯罪」移籍
●「日経」が報道した新日本プロレスの上場計画
●チラつく「ソフトバンク」の影
…ほか
第五章 人間模様
●パチンコ店店員となった「元小結」安田忠夫
●プロレスマスコミの「大リストラ」
● 海外通信員「ジミー鈴木」の転職
●「飲む・打つ・買う」――トンパチ記者の悲哀
●天才か、老醜か……ターザン山本氏の現在
…ほか
第六章 誰が新日本を殺すのか
●「そして誰もいなくなった」――坂口征二の回想
●「猪木事務所」と「成田会見」
● 新団体UFOと小川の「坂口暴行事件」
● 猪木の壮絶な「新日本干渉」
● 新幹線の中で猪木が小川に出した「指令」
…ほか
第七章 「仕掛人」時代の終焉
●記者の気持ちが分かる人たち
●「ネッシー捕獲」の見出しをつけていた永島勝司氏
● 新間氏の「バラまきプロレス」
●「5000円」の大入り袋を惜しげもなく配布
●世紀のタフ・ネゴシエーター
…ほか
…ほか