いつでも起こりうる事件!
パニック、錯綜する情報
「都庁は世界貿易センタービルのような、やわな崩れ方はしない。テロ対策には万全を期している」と都知事が豪語していた超高層ビルがテロリストに脆くも爆破された。とうていのむことのできない要求、決断を迫られる中で反目する都知事と首相、サリンを撒き散らす巨大な噴霧器に都庁を改造するテロリスト……悪夢のシナリオを精密なシミュレーションで描くパニック・サスペンスの名作!です。
※本書はフィクションであり、実在するいかなる個人・団体・組織・国家とも関係はありません。
また舞台とした東京都庁の内部構造なども意図的に多少違えてあります。
本書は、2002年1月に小社より刊行した『都庁爆破!』を2004年4月に文庫化した『宝島社文庫 都庁爆破!』の新装版です。
目次
- 第五章 新たなる爆発
第六章 疑惑
第七章 真実
第八章 反撃
エピローグ
新装版への「あとがき」
解説/郷原 宏