宝島社文庫

新装版 証券検査官

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著者:松島 令
発売日:2009年8月6日
価格:503円(税込)

判型:文庫判
ページ数:337P
ISBN:978-4-7966-7324-2

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完璧なインサイダー・システムを構築し、
女たちをなぶり、証券マンを恫喝し、
汚れた組織に復讐する――


この“ダーティー・ヒーロー”は、
誰にも止められない!


元大蔵官僚が書いた衝撃のクライム・ノベル!


平凡な大蔵省ノンキャリア・魚住直也の人生が暗転した! 「裏金疑惑」の泥を被って降格、身内に降りかかる悲惨な運命――人間性を踏みにじる組織への反抗が「インサイダー」を生んだ。女たちを嬲りつくして情報を入手し、他人になりすまして完全犯罪……。だが証券検査で掴んだ巨大疑惑が、逆に彼を追い詰めていく! 霞が関を舞台に孤独な男の闘いをリアルに描いた異色作家の鮮烈なデビュー作が新装版で登場します!

※この物語は大蔵省や金融監督庁などの機構・組織を舞台にしていますが、内容はすべてフィクションであり、実在するいかなる人物・団体とも一切関係ありません。

この作品は2000年12月に小社より刊行された『証券検査官』を、2001年9月に文庫化した『宝島社文庫 証券検査官』の新装版です。

目次

  • 証券検査

    ダーク・ノンキャリア誕生

    錬金術

    甘い罠

    闇と闇

    解説

松島 令(まつしま りょう) プロフィール

作家。金融・経済評論家。元大蔵官僚。旧大蔵省・国際金融局と財務局にて「プラザ合意」の外為協調介入担当官、証券検査官、経済調査官などを歴任。退官後、2000年12月、金融犯罪小説『証券検査官』で作家デビュー。都心書店で売上4週連続1位を飾るベストセラーとなり、シリーズ化され『インサイダー』『鬼哭の相場』が続編にある。他に国際経済謀略小説『天空の牙―ドル失墜の日』(いずれも小社刊)など。雑誌等で、近年の「ドル崩壊」=「アメリカ中心の世界観の終焉」を早くから予見していた。仙台市在住。

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新装版 証券検査官

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