「吸血鬼+サイコパス+警察小説。
彼女はもう、この時すべてやっていた」
――恩田 陸
『このミステリーがすごい!』
2014年版 第2位
「復刊希望! 幻の名作ベストテン」
ホラー×ミステリーの隠れた大傑作がついに復刊!
青山墓地で発生した幼女惨殺事件。その被告人は、独房で奇妙な独白を始めた。事件は40年前の東京にさかのぼる。戦前の公使館で、金髪碧眼の兄妹と交遊した非日常の想い出。戦時下の青年期、浮かび上がる魔性と狂気。そして明らかになる、長い回想と幼女惨殺事件の接点。ミステリーとホラーが巧みに絡み合い、世界は一挙に姿を変える。1982年発表。復刊希望が相次いだ、幻の名作がついに復刊。
※この物語はフィクションです。作中に同一の名称があった場合でも、実在する人物、団体等とは一切関係ありません。
※本作品は1982年に早川書房より単行本として刊行され、1986年に文藝春秋にて文庫化された同名の作品を復刊したものです。