第18回『このミステリーがすごい!』大賞
大賞受賞作
読書メーター「読みたい本ランキング」単行本部門
月間第1位
2020年1月6日~2020年2月5日
満足度120%! まさに「紙」業の一冊だ!
内田剛(本屋大賞実行委員会 理事)
型破りな犯人の、まさかの動機に仰天!
宇田川拓也(ときわ書房本店)
「紙」のプロと「模型」のプロが、殺人計画阻止に奔走する!
「読書メーター」でも絶賛の声!
明日も早いのに読み始めたら止まらず、一気読み。作中挟まれる模型の薀蓄は勿論、紙の薀蓄が面白い。
(地方書店員の高橋/30代男性)
マニアックな描写を素人にも理解させ、かつ惹きつけていく描写は見事。
(ろくせい/40代男性)
主人公の紙鑑定士・渡部のキャラも好感が持て、スピード感ある展開でハラハラした。
小道具のキリフダはここで使われるのかと唸った。
(くまのこ/50代女性)
各章のタイトルがしりとりのように繋がってページが自然とスラスラめくれた。
(ひらしん/50代男性)
どんな紙も見分ける男・渡部が営む紙鑑定事務所に、ある日「紙鑑定」を「神探偵」と勘違いした女性が浮気調査を依頼してきた。手がかりはプラモデルの写真一枚。調査のなかで彼は伝説のプラモデル造形家・土生井(はぶい)と出会い、意外な真相にたどり着く。更に翌々日、行方不明の妹を捜す女性が、妹が残したジオラマを持って訪ねてくる。調べるうちにそれが大量殺人計画を示唆していると判明し――。