【内容紹介動画】
2021年 第19回
『このミステリーがすごい！』大賞
大賞受賞作
「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」
奇妙な遺言状をめぐって、おカネ好きの凄腕女性弁護士が活躍！
前代未聞の遺産相続ミステリー
「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」奇妙な遺言状を残して、大手製薬会社の御曹司・森川栄治が亡くなった。
学生時代に彼と三ヶ月だけ交際していた弁護士の剣持麗子は、犯人候補に名乗り出た栄治の友人の代理人として、森川家主催の「犯人選考会」に参加することとなった。数百億円ともいわれる遺産の分け前を獲得すべく、麗子は自らの依頼人を犯人に仕立て上げようと奔走するが――
【選考委員満場一致で決定】
「強烈にキャラの立った女性弁護士もの。ツカミがたいへん強力」大森 望（翻訳家・書評家）
「遺言の真相には驚かされた。人間関係もよく練り込まれている」香山二三郎（コラムニスト）
「ぶっちぎりで面白かったです。発想力、文章力、キャラクター造形力どれも充分」瀧井朝世（ライター）
重苦しい世の中の空気を吹き飛ばす、新時代のミステリー！
女性作家でなければ多分作れないキャラクター、そしてページを繰る手が止まらない、見たことのないプロット。脱帽の一冊である。
――西上心太／書評家
犯人の座を争うシチュエーションが面白い。身勝手なヒロインも魅力的。
――福井健太／書評家
2021年のミステリーシーンの先陣を切る、めっぽう面白いデビュー作。
――ときわ書房本店／宇田川拓也
規格外の面白さに度肝を抜かれ、破天荒過ぎるヒロインの登場に拍手喝采。この世の霧を晴らす圧巻のスピード感！ 唯一無二のパワーは本物だ!!
――内田 剛／ブックジャーナリスト
とにかく起承転結が気持ち良い作品でした。どこか人間愛に満ちていますね。
――宮脇書店本店／藤村結香
【新型悪女登場】な華のある作品です。売り場から応援しています。
――うさぎや矢板店／山田恵理子
ビルドゥングス小説としての一面を持つ、エンタメミステリーとして昇華された完成度の高いデビュー作。
――文教堂商品本部／青柳將人
最初は彼女の事がキライでした。でも読み進めていくと爽快でどんどん好きに。久しぶりに何も考えず楽しめたミステリー作品です。
――八重洲ブックセンター営業部／狩野大樹
本のこちら側で安穏とページをめくってるのではなく、一緒に走り続けた満足感。面白かったとしか言いようのない面白さでした。
――精文館書店中島新町店／久田かおり
設定が面白く意外性があり、何より主人公のキャラがいい。こういう人物は面白い！ 勢いがあっていい！
――有隣堂藤沢店／佐伯敦子
主人公の麗子がかっこよすぎる。女性として憧れずにはいられない魅力がある人です。
――三省堂書店名古屋本店／田中佳歩
彼女の不屈の精神が更に成長を遂げるラストが実に頼もしく、素晴らしい読後感に続編を期待しないわけがない。
――丸善日本橋店／松橋由紀子
【文庫はこちらから】
