昭和20(1945)年8月9日、ソ連軍が突如として満州に侵攻して勃発した日ソ戦争によって満州国、関東軍は壊滅し、8月末まで続いた戦闘の後、多数の日本将兵が捕虜としてシベリアに送られました。
本誌はソ連の国家戦略、日本を破滅に導いたソ連への希望的観測、日本人捕虜や居留民の実態、ソ連による南樺太・千島の占領と併合など、これまで語られることのなかった日ソ戦争の全貌を明かします。
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麻田 雅文(あさだ まさふみ) プロフィール
1980(昭和55)年、東京都生まれ。2003年学習院大学文学部史学科卒業。2010年北海道大学大学院文学研究科博士課程単位取得後退学。博士(学術)。日本学術振興会特別研究員、ジョージ・ワシントン大学客員研究員などを経て、2015年より岩手大学人文社会科学部准教授。専攻は近現代日中露関係史。著書に『中東鉄道経営史─ロシアと「満洲」1896-1935』(名古屋大学出版会、2012年/第8回樫山純三賞受賞)、『満蒙─日露中の「最前線」』(講談社選書メチエ、2014年)、『シベリア出兵─近代日本の忘れられた7年戦争』(中公新書、2016年)、『日露近代史─戦争と平和の百年』(講談社現代新書、2018年)、『蔣介石の書簡外交─日中戦争、もう一つの戦場(上・下巻)』(人文書院、2021年)、『日ソ戦争─帝国日本最後の戦い』(中公新書、2024年)。