本所憑きもの長屋 お守様
長屋の守り神は、
恨みを晴らすという
呪いの人形
江戸・本所で殺人事件が頻発。長屋住まいで
岡っ引の甚八は、子どもの頃に起きた奇妙な事件を
思い出しながら、出戻りの姉・おしのと幼馴染の柳治郎と
真相を追う。
どんでん返しも鮮やかな時代ミステリー!
江戸・本所にある徳兵衛長屋の奥には祠があり、「お守様」という人形が祀られている――。町で殺人事件が連続し、岡っ引の甚八は、被害者が強い恨みを買っていたこと、そして「お守様にお願いすれば恨みを晴らしてくれる」という噂が出回っていることを知る。甚八は、子どもの頃に起きたある事件を思い出しながら、出戻りの姉・おしのと幼馴染の柳治郎とともに、事件の真相に迫る!
※この物語はフィクションです。作中に同一の名称があった場合でも、実在する人物・団体等とは一切関係ありません。
※刊行にあたり、第十六回『このミステリーがすごい!』大賞選考作品「化生人形」を改題し、加筆修正しました。
目次
- 序章……6
第一章……7
第二章……73
第三章……139
第四章……219
終章……246
解説 北原尚彦……260