異世界駅舎の喫茶店
小さな魔女と記憶のタルト
不思議な世界の汽車に乗れば、
思い出の料理が待っている。
蒸気機関車が走る不思議な世界で、
喫茶店「ツバメ」を営む青年。
ある日「ツバメ」を訪れた少女は、
母親との思い出の味を探しているようで……。
ほっと和らぐ優しい
ファンタジー小説、待望の続編!
蒸気機関車が走り動物の特徴を持った人々が暮らす不思議な世界へ迷い込んでしまった青年。戻る方法が見つかるまで終着駅で喫茶店「ツバメ」を営むことにしたのだが、その料理は、「縁が生まれる不思議な絶品」と評判を呼び……。貿易問題に悩む若き外交官。母の思い出を辿る少女。「ツバメ」には、今日もたくさんの人が汽車に乗ってやってくる。
※この物語はフィクションです。作中に同一の名称があった場合でも、実在する人物、団体等とは一切関係ありません。
目次
- 異国のお連れ様と広めたい食材
いただいたお土産と難しい注文
手強い交渉相手と架け橋の料理
駅舎の新人と秋のおやつ
小さな魔女と女神が愛した果物
新聞記者と選べるモーニング
陽気な楽団員と大人数ランチ
ランチのお誘いと大輪の花
寒空迫る街角とほかほかの新商品
冬の風物詩とスープ論争
聖誕祭と初めてのケーキ作り
大みそかと年越しの料理
Caffe Break “駅長”の食べ比べ