桜と日章
自衛隊vs警察――
水面下での歴史的対立が
激化する中、千葉県警に
出向中の植木が、
独自に事件を追う!
千葉県警の警備部長が誘拐され、
公安警察のマル自(自衛隊監視班)捜査官の
全リストを警察庁のウェブサイトで
公開しろという脅迫状が小指とともに届いた。
柏警察署に特別捜査本部が設置されるものの、
自衛隊から出向中の副署長・植木は事件から
閉め出されてしまう。
自衛隊発足以来続く、警察との水面下での
確執が表面化する中、植木は補佐の
女性警察官とともに、事件に関わっていく――。
※この物語はフィクションです。作中に同一の名称があった場合でも、実在する人物・団体等とは一切関係ありません。
目次
- 序章
第一章 共同
第二章 略取
第三章 記憶
第四章 舞台
第五章 標的
第六章 組織
第七章 聖域
第八章 個人
第九章 黎明
第十章 真相
終章
解説 香山二三郎