絵に隠された記憶
熊沢アート心療所の謎解きカルテ
ユニコーンの絵ばかり描く少女、
スマホ依存に悩む学生…。
絵画療法の第一人者・熊沢が、
悩みや不安を鮮やかに解決!
絵画療法の第一人者・熊沢が営む、
熊沢アート心療所。カウンセラーを目指す
院生・日向聡子は、インターンとしてやってきた。
そこで出会ったのは飛行機恐怖症の
サラリーマンや、ユニコーンの絵ばかり描く
少女、認知症で帰宅できない老女……。
さまざまな悩みを持つ人々の過去や本心を、
熊沢は彼らが描いた絵から見抜いていく。
しかし、聡子は自分自身の過去を探る過程で、
熊沢に対してある疑念を抱き――。
※この物語はフィクションです。作中に同一の名称があった場合でも、実在する人物・団体等とは一切関係ありません。
※本書は書き下ろしです。
目次
- 序章
第一章
乗り物の絵
第二章
家族の絵
第三章
動物の絵
第四章
記憶の絵