宝島社文庫
新装版 逃亡作法 TURD ON THE RUN (上)
近未来の脱獄活劇!
死刑制度が廃止された近未来の日本。“キャンプ”と呼ばれている刑務所では囚人たちの自由が拡大されるなど、刑務所の形態が大きく変わり、加害者の人権が大幅に保護されていた。だが被害者の家族は加害者に寛大な制度に納得がいかず、一部では復讐を誓う被害者の家族同士が手を組み“キャンプ”の襲撃を計画。一方、標的となった囚人たちは“キャンプ”からの脱走を目論み、脱獄計画を練っていた。第11回大藪春彦賞を受賞した著者の記念すべきデビュー作!
※この物語はフィクションです。実在する人物、団体等とは一切関係ありません。
東山 彰良(ひがしやま あきら) プロフィール
1968年台湾で生まれ、福岡県で育つ。『逃亡作法 TURD ON THE RUN』(宝島社)にて第1回『このミステリーがすごい!』大賞銀賞・読者賞を受賞し、2003年にデビュー。『路傍』(集英社)で第11回大藪春彦賞を受賞。著書に『ワイルド・サイドを歩け』『ラム&コーク』『さようなら、ギャングランド』(以上、宝島社)、『イッツ・オンリー・ロックンロール』『さすらい』(ともに光文社)、『ジョニー・ザ・ラビット』(双葉社)などがある。