マンガと珠玉の短編小説で読み解く坂口安吾!
今、昭和の文学がおもしろい!!
『六三四の剣』や『龍-RON-』、テレビドラマ化された『JIN-仁-』で人気のマンガ家・村上もとかさんが、大好きな日本の作家をマンガで描き、好きな短編を集めてお届けするシリーズ第一弾です。最初は、先年「生誕100年」で話題になった『堕落論』『白痴』で名高い無頼派作家・坂口安吾です。マンガは村上もとかが想像力を駆使して描いた50ページの評伝です。以降、太宰治、梶井基次郎、永井荷風と続刊予定。
目次
- まえがき 「村上もとかと読む坂口安吾」はこう読むのが正しい
私説昭和文学・坂口安吾 一
私説昭和文学・坂口安吾 二
堕落論
桜の森の満開の下
魔の退屈
人生オペラ 吝嗇神の宿
金談にからまる詩的要素の神秘性に就て
姦淫に寄す
訣れも愉し
続堕落論
解説 戦争という名の堕落