大企業は嘘をつく!
失敗の全内幕を明かす
離反する監査法人 隠ぺい体質
派閥意識 不正会計の闇 原発の罠
切り売りされる6兆円企業――。
奈落の底に落とした戦犯たちを炙り出す!
長らく日本を代表する企業であった東芝。しかし、ここに来て数多くの失態が明らかになっています。前代未聞の決算発表“ドタキャン"をはじめ、依然として粉飾体質が続く、企業としてもはや末期の状況です。本書では、グループ従業員数19万人を超えていた巨艦企業の東芝が、2015年に不正会計が発覚してから債務超過に転落したその真相に迫ります。歴代社長の暴走の果てに解体に至る道のり、そして、“虎の子"である半導体事業を扱う東芝メモリの売却にも手をつけるなど、「解体」待ったなしの東芝は今後どうなっていくのか。戦前から続く東芝の企業体質、権力構造、それらによってもたらされたウェスチングハウス買収の裏側などを解明しながら、19万人の巨艦企業を沈めた真犯人に迫ります。
※2017年6月21日現在の情報をもとに執筆しています。