新日本「迷走」の真実と
格闘技の「プロレス喰い」
エピソード大幅加筆の完全版!
カリスマ・アントニオ猪木引退後、長き迷走を続けた新日本プロレス。誰も書くことのできなかった壮絶な「親子戦争」のすべてが、元『週刊ゴング』編集長によってついに明かされる。橋本vs小川戦の真実、格闘技戦に臨んだ永田裕志、幻の「長州vsヒクソン」戦――。単行本には収録されなかった未公開エピソードを加え、ブシロード体制下の新日本を検証するプロレスファン必読の「完全版」。
この商品は、2009年07月17日に発売された、書籍『子殺し 猪木と新日本プロレスの10年戦争』を改訂、加筆のうえ文庫化したものです。
目次
- まえがき
第一章 「邪道」の流儀
「頼む。これは最後の大勝負なんだ」
「あいつらも腐ってる」―馬場と三沢に公然と反論
猪木が認めたくない「3人の男」
…ほか
第二章 惨劇 橋本vs小川の真実Ⅰ
坂口を怒らせた小川の人間性
小川のプロデビュー戦は最初から波乱含みだった
「3代目を張らせてもらいたいよね」
…ほか
第三章 濁流 橋本vs小川の真実Ⅱ
「猪木はもう死んだほうがいい」
「はっきり言って、小川は馬鹿である」
編集部に殺到した「金沢襲撃予告」
…ほか
第四章 プロレス喰い
「武藤越え」としての格闘技挑戦
「ミルコはチキン。永田さんならいける」
21秒間のドラマ
…ほか
第五章 「飛び級」志願 野獣・藤田の実像
「リングス入り」の噂
捨て切れなかった「アトランタの夢」
「新日本に戻れば、結局中西の下なんですよ!」
…ほか
第六章 「強さ」を追う者 石澤常光の心象風景
新日本「道場最強男」の葛藤
ブラジル行きを決定付けた猪木の一言
「結局、評価されるのはヘビー級なんだ」
…ほか
第七章 ヒクソンの亡霊
ライガーが打ち明けた「極秘計画」
安生「道場破り事件」の波紋
「僕にやらせてください」藤田の直訴
…ほか
あとがき
文庫版 あとがき