リング上より劇的な「その後」の物語
大幅加筆の「完結版」待望の文庫化!
リング上よりも劇的なプロレスラーたちの「人生のリング」。マット界の盟主と呼ばれ、日本の格闘シーンを常にリードし続けた新日本プロレスをそれぞれの理由で去った男たちが、いま自らの「新日本体験」と「その後」を語る。登場人物は小原道由、越中詩郎、片山明、大矢剛功、栗栖正伸、大谷晋二郎。著者と各選手たちの四半世紀に及ぶ記憶が鮮やかに交錯する。
この商品は、2010年09月18日に発売された、書籍『元・新日本プロレス』を改訂、加筆のうえ文庫化したものです。
目次
- まえがき
「最強伝説」の真実
第1章 小原道由
名門「国士舘大学柔道部」
スキンヘッドの「サラリーマン」
「寝技日本一」をハネ返した国士舘「小原伝説」
…ほか
「不死鳥」が語った空白の18年
第2章 片山明&大矢剛功
一通のメール
ケンドー・カシンの「取材依頼」
「片山ロケット」のインパクト
…ほか
「イス大王」のプライド
第3章 栗栖正伸
長州、前田、栗栖の共通点
恐怖の「イス大王」キャラの誕生
伝説の栗栖vs橋本ケンカマッチ
…ほか
馬場、猪木、そして三沢――
第4章 越中詩郎
「まともな人」がレスラーになると……
「WJはあんな形で終わっちゃったけどさ」
「おーい! ジャンボ、こいつの面倒見てくれ」
…ほか
橋本真也を追いかけて
第5章 大谷晋二郎
田町で朝まで飲む男
「花の92年入門組」の人生模様
「俺が辞めろって言ったら辞めるんだよ!」
…ほか
「文庫版補記」
あとがき
文庫版 あとがき