日本人について語りつくした二人の結論は、
なんと「武士道」よりも「オバサン道」だった!
養老孟司とテリー伊藤という、一見異色とも見える組み合わせの対談が実現した。テーマは日本、そして日本人。かつて世界を相手にした戦争に負けてアメリカの属国のような位置に甘んじながらも、一生懸命努力して、ここまできた。世界のどの国も達成できなかった、貧富の差の少ない、安全な国。その原動力は? 日本をここまでひっぱり、これからもリードしてゆくはずの「オバサン道」とは?
この商品は、2004年07月30日に発売された、書籍『オバサンとサムライ』を改題・改訂して文庫化したものです。
目次
- 文庫版のためのまえがき
まえがき
第1章 日本人が自信を取り戻すための秘策 幸せになるためにお金はいくら必要なのか?
モノを作りすぎて日本人はおかしくなった…
日本人は体を使うことを覚えろ!
ギラギラした男がいなくなった理由
「男女平等」は雑な考え方である
これぞ…国民の義務にしたい!
人の値段が安くなった
第2章 壊せ!“日本の壁” 一億総ウソつき化現象
憲法9条に入っているヘンな言葉
“世界に一つだけの花”なんてない
「自分好きの人」の大いなる誤解
『バカの壁』はなぜ売れた?
モノづくりの国ニッポン、その深層にある秘密
…ほか
第3章 日本人は自分の人生を生きているか? つまらない仕事でも面白くする秘訣がある
死体を見れば世の中がわかる
年寄りのメリット
癒しブームって何?
参議院を改革せよ
テリーの女グセの悪さは治るのか
…ほか
第4章 日本人の正体 中国人、韓国人が日本人の悪口を言えなくなる日
日本人は元来、スケベである
バカとは何か…?
“天才の壁”はあるのか?
人類はもうひととおりのことをやってしまった…
第5章 サムライ精神は必要か? “サムライ道”は幻想である
サムライ的な見栄が現代人にもほしい
切腹って何だ?
現世否定する厄介な人たち
現代のサムライはだれだ?
世間はダマされたがっている
第6章 “オバサン道”宣言!
フリーターの増加は悪いことじゃない
“サムライ道”より“オバサン道”だ!
“オバサン道”の最高の体現者がいた!
これが日本を明るく見るポイント!
体を使ってリセットしよう
誰でも自信を持てるコツがある
あとがき