宝島SUGOI文庫

怪談! 本当は恐い「お城」の話

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著者:中見利男
発売日:2011年2月4日
価格:503円(税込)

判型:文庫判
ページ数:223P
ISBN:978-4-7966-8052-3

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渦巻く怨霊 亡霊、怨念… そして「城念」

戦国時代など軍事が優先する時代には、土地の信仰や神聖な場所が無視され、砦や城塞などの建設が優先されました。墓場の上に城が建てられたり、墓石が無雑作に石垣や石段などに使用されたりもしたのです。だからこそ城には悲劇や怪奇現象がつきまとうのでしょう。古来から城は、人柱になった人びとの怨霊や亡霊はもとより、権力と死者の怨念が激しく対立してきた場所なのです。恐い城の怪奇譚十八話。

 

目次

  • はじめに

    第1章 東北、関東の霊城
     弘前城の「炎の女」
     江戸城の怪事件
     八王子城の祟り
     前橋城の怪異現象

    第2章 北陸、信越の霊城
     松本城を傾けた磔刑の怨念
     北ノ庄城の「首のない行列」
     小浜城の怨霊伝説は実話だった!
     金沢城に宿る愛欲の城念

    第3章 東海、近畿の霊城 壱
     駿府城の「肉人」
     郡上八幡城の人柱
     彦根城「井伊家の短命」は結城秀康の怨念

    第4章 東海、近畿の霊城 弐
     佐和山城「女郎谷の涙」
     姫路城は怪奇現象の巣窟

    第5章 中国、四国、九州の霊城
     岡山城に巣食う関ヶ原合戦の怨霊
     鳥取城は「地獄の城」
     松江城「天守閣の亡霊」
     松山城「戸無門の怪」
     佐賀城「鍋島直茂の幽霊退治と化け猫騒動」

    おわりに

    引用参考文献

中見 利男(なかみ としお) プロフィール

1959年、岡山県生まれ。作家、ジャーナリスト。該博な知識と徹底した取材力でドキュメンタリー、評論、解説書など数多く手がける。代表作に『太閤の復活祭』(『秀吉の暗号』として文庫化・角川春樹事務所)や『ニュートン極秘文書』(宝島社)、『首相補佐官』『国連のナゾ Q&A』(NHK出版)などがある。その鋭い視点で日本のダン・ブラウンの呼び声が高い。このほか『天海の暗号』『信長の暗号』『家康の暗号』(角川春樹事務所)、『救世主の条件 キリストの暗号』(角川書店)の暗号シリーズなど多数。近著にベストセラーとなった『出雲大社と千家氏の秘密』(宝島社)がある。

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