「この疾走感、
桐野夏生を超えてます!」
(ライター 下森真澄さん)
40歳の平凡な女は不当な解雇をきっかけに
会社の金を盗み、少女を誘拐。
逃亡の果てに彼女が見たものは……。
40歳の平凡なOL、聡美は、突然、20年働いた会社からリストラを言い渡される。満足な退職金も望めないと知った聡美は、思わず会社の金庫から金を横領する。しかし、横領を知った謎の男、和磨から、社長の孫娘である芹香の誘拐に協力するよう脅される。事態は思わぬ方向へと転がり、聡美と和磨は指名手配犯として逃亡生活を送ることになる――。“イヤミス”界の新鋭が贈る、息詰まる傑作サスペンス小説。
※この物語はフィクションです。もし同一の名称があった場合も、実在する人物、団体等とは一切関係ありません。
※本書は書き下ろしです。