“完全黙秘”を貫く謎の女性
――留置番号二〇三
厄介事につい首を突っ込んでしまう弁護士の「私」と、新人女性弁護士。
国選弁護人として担当した些細な傷害事件……のはずが!?
現役の弁護士が描く、本格リーガル・サスペンス!
弁護士の「私」は、新人女性弁護士・土田有里と博多警察署留置場にいた。法テラスからの依頼で、傷害罪で逮捕勾留されている女性に接見しに来たのだった。ところが、この女性は当初から完全黙秘を貫いており、留置番号二〇三と呼ばれていた。彼女はいったい何を隠しているのか。「私」は過去のある事件に着目するが――。『このミステリーがすごい!』大賞受賞作、待望の続編が文庫化!
※この物語はフィクションです。もし同一の名称があった場合も、実在する人物、団体等とは一切関係ありません。
この商品は、2012年12月07日に発売された、書籍『弁護士探偵物語 完全黙秘の女』を加筆修正したものです。