コロナ自粛の大阪で、
カラダを売るしかない女子たちの物語
風俗だけが救ってくれた
日本最大の繁華街、ミナミ
キャバクラ、メンズエステから風俗まで
セーフティーネットから見放された
17人の生き方
あやこさん(32歳)は、頭を抱えるしかない現状だ。しかも昨年、新型コロナウイルスに感染してしまったという。「去年の4月頃ですね。多分、お客さんから感染したと思うんですけど、39度の高熱が出て病院に行ったら、PCR検査が陽性でした。入院して治ったんですが、後遺症が残っています。(中略)コロナで大変だし、私のようなキャリアでは一般の就職先がなかなかありません。結局、同業種しかないのです。だから、今日もあるソープの面接に行った帰りなんです。幸い合格しました」(本文より)
大阪ミナミは歌舞伎町を超える日本最大級の繁華街。そのミナミの夜に大激変が起きている。
コロナ禍に直撃されているのだ。夜の街は、貧困女子たちの最後のセーフティーネットとなっていた。しかしコロナ禍で、そのネットも危うくなっている。貧困女子たちの逃げ場が、なくなろうとしているのだ。その実情を女性ライターたちが取材する。激変するリアルな「夜の街」のレポート。