彼女たちは、どこで躓[つまず]いたのか?
どうして
「貧困スパイラル」から抜け出せないのか?
「カラダを売っても食べるのがやっとの生活。
人生が自転車操業、もう限界です」
◆主食は30円のもやし。“パパ活”が命綱の女子大生
◆“自分磨き”に月38万円つぎ込む婚活アラフォー
◆30歳でIT企業に転職も月給10万円の“時間給社員”
◆島根から上京、日給7500円でネットカフェ生活
◆借金まみれのDV男と離婚、46歳で生活保護
◆夫の会社が倒産、住宅ローンに追われるまさかの老後
◆劇団生活での借金500万円をデリヘル返済
◆1回5000円、“生活保護の街”で売春する70歳
◆両親が離婚、女子高生でホームレス経験した短大生
◆彼氏の借金200万円で風俗嬢になった22歳
◆ボーナス3万円、人権も保障もないベテラン介護士
女子大生/シングルマザー/高齢女性/非正規雇用/ブラック労働
「貧困女子」という言葉が定着して約5年がたつ。この5年の間に女性たちの貧困化は悪化の一途をたどり、令和の時代に入ってそれはピークを迎えた。本書では、39人の女性たちが自身の困窮を赤裸々に語っている。これが令和ニッポンの紛れもない現実である。監修は『東京貧困女子。』が話題の中村淳彦氏。日本の女性たちの多くが貧困に陥るカラクリを、これまでの取材をもとに解説する。