サラブレッドを
殺すのは誰?
第14回
『このミステリーがすごい!』大賞
優秀賞受賞作家の、書き下ろし!
競技馬術で東京五輪を目指す立花選手と、
元競走馬のローレンス号。
立花の特集を組んだ競馬誌の編集部に
届いたローレンス宛ての
不審なメールから、
13年前のローレンス誘拐事件と、
ある殺人事件の真実が明らかに――
東京五輪代表を目指す馬術ライダー・立花詩野
と元競走馬のローレンス号。
立花の特集を組んだ競馬誌の編集部にある日、
ローレンス宛ての不審なメールが届く。
そこには13年前に起きたローレンス誘拐事件
の顚末が綴られており、立花が事件に重要な
役割を果たしていた。
それは事実なのか?
そして誘拐にまつわる殺人事件の真相とは?
二転三転の物語で馬術界の深淵に迫る、
著者渾身作。
※この物語はフィクションです。作中に同一の名称があった場合でも、実在する人物・団体等とは一切関係ありません。
目次
- 第一章 五輪候補、記者、あるいは過去からの手紙
第二章 その手紙、そして馬が消え、女が死んだ
第三章 顔のない死体、騎手、その家族たち
第四章 再び記者、京都、さらには消された記録
第五章 走る男、手紙の返信、もしくは真相
第六章 厩務員、彼が抱く夢、五輪へのそれから