「盗んだのは、絆でした。」
是枝監督自ら
書き下ろした物語
第41回日本アカデミー賞にて、最優秀作品賞をはじめ6冠を獲得した、 『三度目の殺人』の是枝裕和監督が最新作『万引き家族』を自ら小説化。 是枝監督が小説で描き出す、「家族の絆」とは―――。
とある住宅街。柴田治と息子の祥太は、スーパーや駄菓子店で日々万引きをして生計をたてていた。 ある日、治はゆりという少女が家から閉め出されているのを見かねて連れて帰ってくる。 驚く妻の信代だったが、少女の家庭事情を案じ、 一緒に「家族」として暮らすことに。 年金で細々と生きる祖母の初枝、JK見学店で働く信代の妹・亜紀。 6人家族として幸せに暮らしていたが、ある出来事を境に、彼らの抱える 「秘密」が明らかになっていく―――。
※この物語はフィクションです。作中に同一の名称があった場合でも、実在する人物、団体等とは一切関係ありません。
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- 加筆・修正し、新規原稿を追加して、2019年04月04日に宝島社文庫『万引き家族』を発売しました。