万引き家族
「犯罪」でしかつながれなかった――。
万引き、年金不正受給、虐待…。
是枝監督が自ら描く、
映画では語り尽くせなかった
「家族」の在り方。
第71回カンヌ国際映画祭
コンペティション部門にて
パルム ドール(最高賞)をはじめ、
数々の賞を受賞した
映画『万引き家族』を是枝裕和監督
自ら小説化。
是枝監督が小説で描き出す、
「家族の絆」とは―――。
「彼らが盗んだものは、絆でした」
とある住宅街。柴田治と息子の祥太は、
スーパーや駄菓子店で日常的に万引きをする
生活を送っていた。
ある日、治はゆりという少女が家から閉め
出されているのを見かねて連れて帰ってくる。
驚く妻の信代だったが、少女の家庭事情を案じ、
一緒に「家族」として暮らすことに。
年金で細々と生きる祖母の初枝、信代の妹で
JK見学店で働く亜紀。
6人家族として貧しいながらも幸せに
暮らしていた。
しかし、ある出来事を境に、
彼らの抱える 「秘密」が
明らかになっていく―――。
※この物語はフィクションです。作中に同一の名称があった場合でも、実在する人物、団体等とは一切関係ありません。
(C) 2019 フジテレビジョン ギャガ AOI Rro.
目次
- 第1章 コロッケ
第2章 おふ
第3章 水着
第4章 手品
第5章 ビー玉
第6章 雪だるま
あとがきにかえて 『声に出して呼んで』