脱税の世界史
ロスチャイルド
ビートルズ
GAFAも納税嫌い!
古代ローマ帝国滅亡
スペインの没落
アメリカ独立戦争
フランス革命…
国家の崩壊は、
金持ちの税逃れと
庶民への大増税が
引き金だった!
古代エジプトの時代からローマ帝国の崩壊、
西洋各国の興亡、アメリカ独立戦争……
大きな歴史の転換期の背景には、
大規模な脱税問題がありました。
本書では、税制の歴史と問題点を
長年調べてきた元税務調査官の著者が、
「脱税」というキーワードを通じて
歴史的な事件の背景を読み解きます。
目次
- はじめに 〜国家とは税金である〜
第1章 古代ギリシャと古代エジプトの脱税事情
第2章 秦の始皇帝を悩ませた高度な脱税
第3章 脱税で崩壊したローマ帝国
第4章 イスラム帝国とモンゴル帝国の税金戦略
第5章 ヨーロッパ国王たちによる教会税の脱税
第6章 大航海時代は関税を逃れるために始まった
第7章 ヨーロッパ市民革命は脱税から始まった
第8章 脱税業者が起こしたアメリカ独立戦争
第9章 ロスチャイルド家は相続税で衰退した
第10章 ヒトラーの「逃税術」と「徴税術」
第11章 ビートルズ解散の原因は税金だった?
第12章 タックスヘイブンとパナマ文書
第13章 プーチン大統領は脱税摘発で国民の支持を得た
第14章 「中国版タックスヘイブン」の甘い罠
第15章 GAFAの逃税スキーム
あとがき
参考文献