カラー図解
戦争は戦術がすべて
世界史を変えた名戦術30
「関ヶ原の戦い」から
「ナポレオンのロシア遠征」
「イラク戦争」まで
「戦いの9つの原則」を学んで
ビジネス社会を生き抜け!
「アウステルリッツの戦い」「アレクサンドロス大王の戦い」から現代の特殊戦まで、世界史に名を残す30の戦いを取り上げ、戦闘のドクトリンと言われている9つの原則がどのように作用したのかを検証します。9つのドクトリンとは、「目標」「攻勢」「集中」「兵力の節用」「機動」といったもので、戦争だけでなくビジネスにも通じるメソッドです。監修者は元陸自の指揮官。戦術のプロが戦争の分岐点を徹底解説します。
目次
- はじめに――監修者として
戦いにおいて守らなければならないもの
戦いの原則とはなにか
任務の受領後に指揮官と幕僚が行なうこと
作戦立案7つのステップ
戦場において必要とされる部隊の動き
戦闘のために部隊を展開する
部隊編成は国や時代によってまちまち
軍隊の編成
第1章 目的・目標の確立
満蒙国境で2度にわたり軍事衝突が惹起
ノモンハン事件
ロシアの焦土作戦に屈した軍事の天才
ナポレオンのロシア遠征
特権を守ろうとした士族の不満が爆発
西南の役
侵攻してきた米軍を過小評価した
ガダルカナル島作戦
コラム(1) 戦力転換点
第2章 攻勢(イニシアティブ)
国連軍が劣勢を覆す攻勢作戦を強行
仁川上陸作戦
ナポレオンに対抗した最初の同盟
アウステルリッツの戦い
自軍の前面に長大な馬防柵を築いた
長篠の戦い
大軍を迎え撃った小城ならではの戦い
第1次上田の戦い
コラム(2) 外線作戦
第3章 集中
戦線を縮小し限られた戦力を有効活用
釜山橋頭堡の戦い
大国や周辺諸国の思惑が入り乱れる
第3次中東戦争
秀吉の主導で戦うことが肝要だった
山崎の戦い
ナポレオンが名を上げた戦いのひとつ
ガルダ湖畔の戦い
コラム(3) 内線作戦
第4章 兵力の節用
アメリカの工業力と戦った無謀な戦い
日本軍の兵力分散
共産主義の勢力拡大を恐れ軍事介入した
ベトナム戦争
コラム(4) 攻撃と防御
第5章 機動
第2次世界大戦初期の躍進を支えた機動戦
電撃戦
イタリア軍の暴走で拡大した戦線
北アフリカ戦線
アルゼンチン東方の離島が紛争の火種に
フォークランド紛争
コラム(5) 戦闘力の維持
第6章 指揮の統一
歴史上最大規模の上陸作戦
ノルマンディ上陸作戦
大量破壊兵器保有の疑念から軍事介入
イラク戦争(第2次湾岸戦争)
次の天下を狙う家康の狙いどおりの展開
関ヶ原の戦い
コラム(6) エアランド・バトル
第7章 奇襲
イラク領内に1カ月にわたる空爆を実施
砂漠の嵐作戦
長期潜伏していたテロ首謀者が標的
ビン・ラディン暗殺作戦
ヨーロッパのふたつの陣営が衝突
戦車の出現
マンハッタン計画がもたらした奇襲
原爆の誕生
コラム(7) 危険見積
第8章 警戒(セキュリティー)
連合艦隊始まって以来の大規模な出撃
ミッドウェー海戦
10倍の兵力で尾張に押し寄せた今川軍
桶狭間の戦い
電脳世界から始まる新時代の戦争
サイバー戦争
コラム(8) 情報見積
第9章 簡明(シンプル)
バルチック艦隊は航海中に叩くべし
日本海海戦
紀元前のギリシャに登場した天才戦術家
アレクサンドロス大王の戦い
中華人民共和国を建国した人物の戦術論
毛沢東の十六字戦法
コラム(9) コンバインド・アームズ