第6回『このミステリーがすごい!』大賞
優秀賞受賞作
鎖に繋がれ死んでいった囚人たちの墓―――
鎖塚の上に建つ刑務所で起きた連続怪死事件
凍てつく極北の地で、現代と過去がリンクし“呪い”が猛威を振るう
『このミス』大賞初の伝奇ホラー・サスペンス!
本書は、囚人の相次ぐ自殺をはじめとする現代の不可思議な事件と、明治期の囚人による苛烈な北海道開拓道路工事の物語が、交互に語られていく構造になっている。明治期のパートで描かれるのは、日本の労働暗黒史の一ページだ。・・・・・・応募段階で高い評価を受けたこの明治期のパートにはさらなる磨きがかかり、エンターテインメントでは珍しい迫真の強制労働小説がここに誕生した。 ・・・・・・『このミステリーがすごい!』大賞ファンはゆめゆめ読み逃しなきよう願いたい。 茶木則雄(書評家)
受刑者の自殺が相次いだ北海道・北見刑務所。自殺を不審に思った遺族から調査依頼を受けた弁護士の伊崎晋介は、独房を視察中に意識を失ってしまう。原因の分らぬまま逃げるように東京に戻った伊崎の右眼には、不思議な影が浮かび上がるようになっていた。
鎖で繋がれた死体、サーベルを持った男、眼に映る黒い影・・・・・・。現代と過去がリンクし、伊崎たちに“呪い”が猛威を振るい始める。事件のカギは、明治維新後の北海道開拓の歴史にあった。
受刑者の自殺が相次いだ北海道・北見刑務所。自殺を不審に思った遺族から調査依頼を受けた弁護士の伊崎晋介は、独房を視察中に意識を失ってしまう。原因の分らぬまま逃げるように東京に戻った伊崎の右眼には、不思議な影が浮かび上がるようになっていた。
鎖で繋がれた死体、サーベルを持った男、眼に映る黒い影・・・・・・。現代と過去がリンクし、伊崎たちに“呪い”が猛威を振るい始める。事件のカギは、明治維新後の北海道開拓の歴史にあった。
- 改題し文庫化して、2009年11月06日に宝島社文庫『パンデミック・アイ 呪眼連鎖 (上)』を発売しました。
- 改題し文庫化して、2009年11月06日に宝島社文庫『パンデミック・アイ 呪眼連鎖 (下)』を発売しました。