凍てつく極北の地で生まれた
明治期の怨念が、現代によみがえる!
第6回『このミステリーがすごい!』大賞 優秀賞受賞作の文庫化!
受刑者の自殺が相次いだ北海道・北見刑務所。遺族から調査依頼を受け現地へ向かった弁護士の伊崎は、刑務官の蓮池の案内で、問題の四番保護房へと足を踏み入れる。しかし伊崎は突然サーベルを持った男に襲われる幻覚を見た直後に意識を失ってしまった。眼に映る黒い影、鎖で繋がれた死体、サーベルを持った男。現代と過去がリンクし、伊崎たちに“呪い”が猛威を振るう!
※この物語はフィクションです。実在する人物、団体等とは一切関係ありません。
この商品は、2008年12月03日に発売された、書籍『呪眼連鎖』を改題し文庫化したものです。
目次
- 第五章 平成二十年五月三十一日 北海道北見市
第六章 明治二十四年六月十三日 北見峠
第七章 平成二十年六月三日 北海道北見市
第八章 明治二十四年十一月 イシルベ川
エピローグ 平成二十年八月 兵庫県神崎市
解説 岩井志麻子