中国人批判を超えた「新しい中国人論」
なぜ行列に割り込むのか?
なぜコピー商品を作るのか?
なぜ約束を守らないのか?
現代の中国13億人は
「利益」という唯一のルールで動いているからだ!!
困った隣人、中国。マナーがない、相手を見てころっと態度を変える中国人。また、乱造されるコピー商品、尖閣問題での中国国家自体の対応は日本にとっては謎。けれども数えたらきりがない「謎」は中国にとっての“常識”。本書では日本人にとっては「なぜ?」と思う中国の行動を、中国人の思考パターンや「中華思想」からひもときます。その上でどうしたらうまく付き合えるかを、豊富な事例で解説。ベストセラー『私はなぜ「中国」を捨てたのか』の著者・石平の書。
- 文庫化して、2012年02月07日に宝島SUGOI文庫『中国人の正体』を発売しました。
目次
- はじめに 「中国人批判」を超えた新たな「中国人論」
第一章 中国人を動かす「利益最大化の原則」
「中国人は約束を守らない」の本当の理由
損得の判断がすべてを決める
「利」で行動する中国人
…ほか
第二章 近くて遠い日本の隣人
路上で倒れている老人を助けない
「譲ったら損をする」が生む交通渋滞
人の列に割り込む明快な理由
…ほか
第三章 カラダは先進国、ココロは後進国
「拝金主義」という本質を衝かれて猛反発
党幹部養成学校は「汚職研修センター」
汚職高官による「愛人の世界記録」
…ほか
第四章 世界が呆れる中国という国家
権力を守るために手段を選ばなかった毛沢東
自己保身のために「奴隷」となった周恩来
人民日報は共産党の「農奴」
…ほか
第五章 「チャイナ・アズ・ナンバーワン」思想
中華思想の本質はエゴイズム
「中華民族」という摩訶不思議な概念
「自治区」「一国二制度」という支配ツール
…ほか
第六章 中国人といかにうまく付き合うべきか
中国人女性を嫁にもらう悲劇
結婚はお金、支度金には「腹痛め料」も
中国人の嫁はもらうな、名古屋の嫁をもらえ
…ほか
おわりに 中国人の「毒」には「毒」で対処する