書籍

迷宮の花街 渋谷円山町

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著者:本橋信宏
発売日:2015年1月22日
価格:1,595円(税込)

判型:四六判
ページ数:302P
ISBN:978-4-8002-3427-8

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路地と坂、石段――
ラブホテル街に残る昭和の面影


・明治から続く花街は混沌としたエリアに
・渋谷の異空間に集まる男と女


花街の風情をいまも伝える路地、黒塀、石段――。時代の最先端・渋谷駅周辺にあって、円山町に生きる人々は昭和の混沌と再開発の狭間に生きている。かつて400人以上いた芸者は現在、わずか4人。いまでは都内有数のラブホテル街となり、素性を知られたくない男女の密会場所となっている。この渋谷の異空間はいかにして生まれ、今に至るのか。そしてどこへ向かうのか。その歴史と地理的背景、男女の肉声を採録。さらに18年前、円山町のラブホテル街を舞台にエリートOLが殺害され世間を震撼させた「東電OL殺人事件」の真相に迫った。『東京最後の異界 鶯谷』に続く、東京の異界シリーズ・ノンフィクション第2弾!

本橋 信宏(もとはし のぶひろ) プロフィール

1956年4月4日、所沢市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。創造的かつ先鋭的な創作活動を続ける書き手として注目を集めている。ノンフィクション、小説、エッセイ、評論等、幅広く活躍している。著書に、自伝的ノンフィクションノベルス『裏本時代』『AV時代』、短編小説集『フルーツの夜』(以上、幻冬舎アウトロー文庫)、男女の群像劇を活写した『新・AV時代 悩ましき人々の群れ』(文藝春秋)、人妻文化論の金字塔『なぜ人妻はそそるのか?「よろめき」の現代史』(メディアファクトリー新書)、消えゆく東京のノスタルジックな建物、記憶の地を逍遥した『60年代 郷愁の東京』(主婦の友社・日本図書館協会選定図書)、最新刊に“東京の異界”シリーズ第2弾『迷宮の花街 渋谷円山町』(宝島社)がある。

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