『このミステリーがすごい!』大賞
受賞作『特命指揮官』の郷間彩香、再び!
アラサー女性刑事“電卓女”が追うのは、
十万円の横領事件――だったはずが!?
33歳、独身、彼氏なし。金の流れを追い、捜査対象を数字で追いつめる
捜査二課の女性刑事――親の敵のように電卓を叩きまくる“電卓女”こと
郷間彩香が、思いもよらぬ形で大型贈収賄事件に迫っていく!
『このミステリーがすごい!』大賞受賞作「郷間彩香」シリーズ、待望の続編が登場!捜査二課特殊知能犯罪係主任を拝命した彩香だったが、班員をまとめきれずに空回り気味。二課では課をあげて、業界大手の商社・亜秀商事の贈収賄事件を追っているが、新設されたばかりの郷間班は担当させてもらえない。「事件に大きいも小さいもない」と息巻く彩香は、亜秀商事の役員・峯の十数万円の横領容疑を追いはじめるが、峯と関係していた新田という男が何者かに殺され、大型贈収賄事件の末端をつかんでいくことになる――。
※本書はフィクションです。もし同一の名称があった場合も、実在する人物、団体等とは一切関係ありません。
- 文庫化し、加筆修正して、2016年09月06日に宝島社文庫『警視庁捜査二課・郷間彩香 ガバナンスの死角』を発売しました。