株取引の天才が人の心理を読み解く
新たな経済サスペンス
依頼人のもっとも大切なものを報酬に、
大金をもたらす株取引の天才「黒女神」。
助手を務めるのはメガバンクに失望した元銀行員。
やがて二人は壮絶な経済バトルに巻き込まれていく。
銀行に失望してメガバンクを退職した百瀬良太は、県が管轄する「いしかわ金融調査部」で、金融関係の相談員として再就職した。その頃、良太の兄が経営する会社の経営が危うく、兄が頼ったのは、地方で噂になっている株取引の天才「黒女神」だった。黒女神こと二礼茜は、大金と引き換えに、“依頼人のもっとも大切なもの”を要求するという。大金を用意した茜は、良太を助手にすることに。良太は依頼人に応えていく茜を見守るが、一方で、良太の職場の上司が茜の存在を調べているらしいことを知り、良太は言い知れぬ不安を覚え――。やがて壮絶な経済バトルに巻き込まれていく!
※この物語はフィクションです。もし同一の名称があった場合も、実在する人物、団体等とは一切関係ありません。
- 加筆修正し、文庫化して、2017年02月07日に宝島社文庫『天才株トレーダー・二礼茜 ブラック・ヴィーナス』を発売しました。