『このミステリーがすごい!』大賞
第8回(2010年)大賞受賞作
選考委員が大絶賛した話題の感動作!
行間から立ち上るドビュッシー「月の光」や
ショパン「エチュード 10-1」の美しい旋律。
ピアニストを目指す少女、殺人、そして驚愕のラスト!
ピアニストを目指す遥、16歳。両親や祖父、帰国子女の従姉妹などに囲まれた幸福な彼女の人生は、ある日突然終わりを迎える。祖父と従姉妹とともに火事に巻き込まれ、ただ一人生き残ったものの、全身火傷の大怪我を負ってしまったのだ。それでも彼女は逆境に負けずピアニストになることを固く誓い、コンクール優勝を目指して猛レッスンに励む。ところが周囲で不吉な出来事が次々と起こり、やがて殺人事件まで発生する――。
※この作品はフィクションです。実在する人物、団体等とは一切関係ありません。
単行本化にあたり、第8回『このミステリーがすごい!』大賞作品、中山七里『バイバイ、ドビュッシー』に加筆しました。
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- 文庫化して、2011年01月12日に宝島社文庫『さよならドビュッシー』を発売しました。
目次
- Ⅰ Tempestoso delirante テンペストーゾ デリランテ ~嵐のように狂暴に~
Ⅱ Adagio sotto voce アダージオ ソツト ヴオーチエ ~静かに声をひそめて~
Ⅲ Con duolo gemendo コン ドウオーロ ジエメンド ~悲嘆に暮れて苦しげに~
Ⅳ Vivo altisonante ヴイーヴオ アルテイソナンテ ~生き生きと高らかに響かせて~
Ⅴ Ardente pregando アルデンテ プレガンド ~熱情をこめて祈るように~