本誌限定
真珠の耳飾りの少女
パッカブルBIGトートバッグ
サイズ(約):縦42×横50cm
フェルメール
パッカブル BIGトートバッグBOOK
10月5日から2019年5月12日まで開催される日本美術展史上最大の「フェルメール展」に合わせ、謎多き光の画家・フェルメールの魅力をひもとく一冊。西洋絵画随一の美少女として人気の高い「真珠の耳飾りの少女」、フェルメールらしいレモンイエローとブルーの色彩が鮮やかな「牛乳を注ぐ女」のほか、その画業のすべてを紹介します。充実の誌面に加え、本誌の限定アイテム「パッカブルBIG」がついたお得な一冊。使わないときには、くるくる丸めてコンパクトに持ち運べる便利なトートバッグです。
目次
- 静謐で神秘な空間を創り出した「色彩の魔術師」、フェルメール
深淵から眩い光を放つフェルメールのブルー
COLUMN 01 フェルメールを虜にしたウルトラマリン
17世紀、オランダの大航海時代を象徴するフェルメール作品
大航海時代、世界に進出するオランダの権勢を表す「地図」!?
小さな巨人オランダの栄華とオランダ市民のための国家
COLUMN 02 東インド会社とは……
COLUMN 03 フェルメール時代の日本
フェルメールの作品に登場する楽器
―17世紀、最先端の科学技術を誇ったオランダ―
科学によるマジックを躊躇わず取り入れたフェルメール
多摩美術大学 美術学部・教授 高橋周平
COLUMN 04 息をのむほど美しい。映画『真珠の耳飾りの少女』
フェルメールを育んだ古都、デルフト
死して伝説となったフェルメール
フェルメール絵画が辿った受難の歴史
市民のために花開いたオランダの絵画黄金時代
フェルメールの時代に活躍したバロック画家と対抗宗教改革
フェルメールのみぞ知る真実
フェルメール作品を持つ17の美術館
本誌限定 真珠の耳飾りの少女 パッカブルBIGトートバッグ
千足 伸行(せんぞく のぶゆき) プロフィール
東京都生まれ。東京大学文学部卒。TBS(東京放送)を経て国立西洋美術館に勤務。1970~1972年、西ドイツ(当時)政府給費留学生として留学。ミュンヘン大学で主にドイツ・ルネサンス美術を学ぶ。帰国後、国立西洋美術館に復帰。1979年、同館を辞し、成城大学文芸学部に勤務、2011年3月まで同大学文芸学部教授。専門分野はヨーロッパの近代美術、とりわけ世紀末を中心とする各国の美術。2018年のフェルメール展、ムンク展をはじめとして、西洋美術関係の展覧会の企画・監修にも多数携わっている。著書には『交響する美術 ~ルネサンスからピカソへ~』『西洋名画ズバリ101! 巨匠たちの7つの誘惑』(共に小学館)、『図録 パリ1900 ベル・エポックの輝き』(RKB毎日放送)、『デューラー』(新潮社)など多数。2015年より広島県立美術館館長。成城大学名誉教授。
冨田 章(とみた あきら) プロフィール
昭和33(1958)年に新潟市で生まれ、中高時代を大分県別府市で過ごす。慶應義塾大学、成城大学大学院卒。(財)そごう美術館、サントリーミュージアム[天保山]を経て、現在、東京ステーションギャラリー館長。専門は、フランス、ベルギー、日本を中心とした近現代美術史。「梶田半古の世界」展、「ロートレック パリ、美しき時代を生きて」展、「シャガール 三次元の世界」展、「幻の画家 不染鉄」展などを企画。著書に『偽装された自画像』(祥伝社)、『ビアズリー怪奇幻想名品集』(東京美術)、『魅惑のベルギー美術』(神戸新聞総合出版センター、監修・共著)、『印象派BOX』(講談社)、訳書に『クリムト』『ゴーガン』(共に西村書店)など。
千速 敏男(ちはや としお) プロフィール
成城大学大学院文学研究科博士課程後期満期退学。成安造形大学芸術学部教授。十七世紀オランダを中心とする絵画理論史を研究。主な論文に「十七世紀オランダの美術理論についての一考察:schilderachtichについて」「レンブラントの《夜警》はピクチャレスクか:サミュエル・ファン・ホーフストラーテンの“schilderachtich van gedachten”をめぐって」「十八世紀前半の英国におけるpicturesqueとpainter-like:十六世紀イタリアにおけるpittorescoならびに十七世紀オランダにおけるschilderachtigとの関係において」など。主な著訳書に『名画の秘密ファン・エイク:アルノルフィーニ夫妻の肖像』(ズッフィ著/西村書店)など。