謎の死を遂げたルーキーと
「巨人軍こそ大被害を被った」
冷徹な一言を浴びせた監督
「巨人軍こそ大被害を被った」
冷徹な一言を浴びせた監督
「巨人に葬られた二人の男」
急逝した大物ルーキー
湯口敏彦
監督失格の烙印を押された世界のホームラン王
王貞治
昭和45年、ドラフト1位で巨人に入団した湯口敏彦。将来の巨人を背負ってたつはずだった大物ルーキーは、2年後の開幕前、精神病院のベッドで急死した。「敏彦は球団に殺されたんだ」と絶叫する親族、「女を乗せての交通事故でなかったのがせめてもの救いだ」とコメントした川上監督。将来を嘱望された若き投手の急逝の真相はどこにあったのか。今、解き明かされる「球界の盟主」巨人軍の“負の歴史”とは――。
※本書は1997年6月、風媒社より発行された『巨人軍に葬られた男』に、補足訂正及び加筆・改題して文庫化したものです。
目次
- プロローグ
1 あるドラフト1位の死
突然死
背番号19
長嶋のライバルだった男 ・・・ほか
2 スーパースターの涙
監督・王貞治
集団遅刻の真相
バッシング ・・・ほか
あとがき
文庫化にあたって